見どころ
- 日光東往還道
- 赤城神社と茂呂神社
- 一茶と双樹
- 醤油とみりん
ここがポイント
- 江戸期の俳人小林一茶(1763-1828)の句の背景を眺めます
- お薄茶のお手前と自国語での作句を体験
- 3週間前のガイド申請で醤油工場見学
- みりん(米醗酵調味料)調味のグルメで舌鼓
①日光東往還道
流山‐‐‐それは東京湾に注ぎ出す江戸川の、河口から30km上流にある、古くから栄えた水運のまちでした。
まちの東側には、江戸期日本の五街道のひとつ水戸街道を起点とする、日光街道の東往還が、北側の宿場町を通って日光までつながっておりました。
また、まちの西側には、俳人一茶ゆかりの老舗跡や、往時を偲ばせる神社やお寺が数多くあります。
②赤城神社
なかでも、赤城神社は「ながれやま」の名称にゆかりの、小山を背にする当地屈指の伝統あるお社で、入り口の石門に飾られている巨大な〆縄は地元の氏子連自慢の大作です。
③茂侶神社
一方、流山の東方にある茂侶神社は、10世紀初めに編纂された神社のリスト・延喜式にもでてくる社で、毎年1月第2日曜日におこなわれる「ヂンガラ餅神事」はなかなか勇壮です。
流山千年の歴史がしのばれます。
④一茶双樹記念館
流山は水運業に支えられて、古くから「みりんのまち」として知られています。
伝統のみりん醸造家5代目秋元三左衛門(俳号・双樹)は、俳人小林一茶と、親交があり、その館跡「一茶双樹記念館」には、秋元家のみりんブランド「天晴」の書が床の間に掲げられています。
館では、一茶ゆかりの句碑をもつ、当時のままの庭園で俳句とお茶がたのしめます。
⑤万上みりん
世界に大豆醤油の味覚を広めたキッコーマン(株)のホームページによると、江戸中期の1814年、酒造りを営んでいた相模屋二代目当主、堀切紋次郎が、きれいに澄んだ白みりんの醸造に成功しました。
これが江戸市中で大人気となり、東名物(あずまめいぶつ)として、日本全土に広まりました。
流山ではみりん調味のグルメ・レストランに立ち寄れます。
⑥見世蔵
江戸から明治にかけて、店舗兼住居として建てられた土蔵を「見世蔵」と呼んでいました。
明治22年(1889年)に建築された寺田園茶舗は昭和38年(1960年)頃までここで営業していました。
いまは、流山市在住で、世界的に活躍している万華鏡作家・中里保子さんをはじめ多くの作家の万華鏡作品を展示・販売しています。
みりんに馴染みのレストラン
①丁字屋(イタリアン)
②柳屋(和食)
③かねき(和食)
④灯環(カフェ)
⑤江戸屋(うなぎ)
⑥茶豆蘭(パスタ)
⑦ビストロ・ミナミンカゼ(ワイン・ローストチキン)